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トヨタ燃料電池車 FCV 「MIRAI(ミライ)」 12月発売 [車]


トヨタが今月18日に発表、12月15日に発売する、燃料電池車。

FCV 「MIRAI(ミライ)」が実質価格で、

520万位になる事が、明らかになりました。

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本来の車両価格は、税別670万、消費税が加わって、720万ちょっと。

国の補助金が、202万だそうで、実質520万と云う計算です。


ついこの前まで、1台1億円だなんて話でしたが、

とうとう、ここまで来たんだなと驚きますが、

流石は、世界のトヨタと云う事でしょうか。

来年には、ホンダ、日産もFCVを市販するようですが、

そちらも近い価格に収まるのでしょう。

もうある程度金銭的に余裕のある方なら、

簡単に手の届く価格帯ですね。


後は、実際に使えるのか?と云う問題。


航続距離  「MIRAI」はトヨタの発表で、482Km

これは、EVに比べかなり有利です。

水素の充填時間  3分程度

これもEVに対して圧倒的に有利です。

燃費性能  現状ではガソリンエンジンに比べ少し良い程度。

これはEVに遠く及びません。

スタンドの数  2013年夏の時点で20か所

こちらも圧倒的に不利。

そしてどうやらここが、FCV最大のネックの様です。


勿論、今後国が全面的に後押ししてインフラ整備をするのでしょうが、

水素スタンドの建設費用は、ガソリンスタンドの建設費用の数倍ともいわれます。

やはり水素は爆発の危険を常に伴うため、

安全を担保するための設備にかなりの費用が掛かります。

こちらの規制も緩和することによって、

建設コストを落とすことになるのでしょうが、それにも限界が有ります。


その上、FCVを普及させて行く上で、

相当量の水素を確保し輸送する確かな当てもない状況です。


私も、今回のこの話題にはかなり興奮しましたが、

どうやら、トヨタをはじめ自動車メーカーも

もちろん国も、そんなに急速に普及が進むとは思っていないようです。


未だこの究極のエコカーの未来には、かかわる多くの面で、

いくつかの 「break through」が必要の様です。

最後に安倍総理がトヨタのFCVに試乗した際の動画が有りましたので

拝借して添えておきます。





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